1983年(昭和58年)、サッカーの不毛地にただボールを蹴りたいという数人の仲間たちが埼玉県富士見市のグラウンドに集まり、富士見FCは誕生した。しかしこの頃は、決まったメンバーがいつも集まるわけではなかった。埼玉県富士見西中学校グラウンドでナイターを利用していたが、まともな練習などできず、4-5人でミニゲーム(フットサル)ばかりしていた。1983年(昭和59年)、寄せ集めではあるが11人のメンバーは確保できるようになり、やっと試合を行えるようになってきた。個人技を主体とする南米スタイルのサッカーで埼玉県東上線沿線の競合チームを次々と倒した。しかし、当時の目標であった県リーグのパイオニア川越に何度試合を頼んでも断られ、その相手にしてもらえない悔しさがメンバーの熱いハートに火をつけた。
1985年(昭和60年)、埼玉県東入間ブロックリーグが発足すると同時に協会に加盟し、同リーグに参加した。圧倒的強さで優勝し、ブロック決勝大会に出場したが、埼玉県の壁は厚く1回戦で敗れた。
1986年(昭和61年)、本格的な強化に乗り出し、難なく東入間ブロックリーグ優勝。自信を持って望んだブロック決勝大会だったが、日高クラブに延長戦の末PK戦で敗れてしまった。試合後、ベンチでみんな涙を流していた。男泣きである。その涙の中にメンバー全員の決意があった。 いつか見ていろ!俺たちは必ず埼玉県リーグにあがるぞ
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